Apple WatchやFitBitなどのスマートウォッチによって心拍数をいつでも図れるようになりました。
昔は専用の機械を胸に装着する等の必要があったのですが、より手軽になりましたね。
運動中にこの心拍数を意識することで、運動能力の向上や脂肪燃焼等の目的に沿って効率よく運動することができます。
心拍数は一般的に安静時で60-100回/分、最大で160-200回/分程度
安静時心拍数はどれくらいですか?
一般的に、安静時の心拍数は成人で約60~100回/分程度です。ただし、個人差があり、運動習慣や体調によって異なります。自分の安静時心拍数を知りたい場合は、朝起きてすぐに寝たままで計測してみると良いでしょう。
アスリートの安静時心拍数はどれくらいですか?
アスリートの安静時の心拍数は、一般的な成人よりも低いことがあります。ただし、個人差があります。アスリートの場合、トレーニングによって心臓が効率的に働くようになり、安静時の心拍数が低くなることがあります。一般的には、アスリートの安静時の心拍数は50~60回程度になることがあります。
最大心拍数はどれくらいですか?
最大心拍数は、運動などで身体を動かした際に、1分間で最も多く心臓が収縮する回数を示します。この数値は、効果的な運動をするために非常に重要です。最大心拍数は個人によって異なりますが、一般的な計算方法として、以下の式があります:
最大心拍数 = 220 – 年齢
ただし、この簡易的な計算法はあくまで目安であり、実際の最大心拍数は個人差があります。自分の本当の最大心拍数を測定するには、全力で運動した際の心拍数を確認することが最も正確です。スポーツジムやスポーツセンターで専用の機械を使って測定することもできます。
最大心拍数の70-80%程度を維持すると運動効果が高まります
運動を効率的にするには心拍数はどれくらいがよいのでしょうか?
運動を効率的に行うためには、適切な心拍数を維持することが重要です。心拍数は運動の強度に応じて調整する必要があります。以下に心拍数と運動強度の目安を示します。
- リラックスした運動強度 (50~60%):
- 運動しながら息を切らさずに会話を続けることができます。
- 基礎体力の向上や健康増進に適しています。
- 快適な運動強度 (60~70%):
- 会話するのがややキツイ程度です。
- 有酸素能力の向上に寄与します。
- ややキツイ強度 (70~80%):
- 会話を続けるのは困難です。
- 有酸素能力の向上(ATトレーニングレベル)に適しています。
- 非常にキツイ強度 (80~90%):
- 会話ができないほどの強度です。
- 無酸素性能力の向上に寄与します。
- ほぼ全力 (90~100%):
- 鍛えられたアスリートのトレーニングレベルです。
- 最大酸素摂取量(Vo2Max)の向上に寄与します。
これらの目安は一般的な方々に適していますが、個々の体調や運動習慣によって異なります。自分の感覚からも判断できますが、心拍数を測定することでより正確な目安を得ることができます。
例えば、あなたが40歳であれば最大心拍数は180回/分で、運動強度70-80%、すなわち126-144回/分であると有酸素能力が向上し、効率よく脂肪燃焼させることもできます。
年齢 | 最大心拍数 | 90% | 80% | 70% | 60% | 50% |
---|---|---|---|---|---|---|
60歳 | 160 | 144 | 128 | 112 | 96 | 80 |
50歳 | 170 | 153 | 136 | 119 | 101 | 85 |
40歳 | 180 | 162 | 144 | 126 | 108 | 90 |
30歳 | 190 | 171 | 152 | 133 | 114 | 95 |
20歳 | 200 | 180 | 160 | 140 | 120 | 100 |
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